未経験Webデザイナーが内定から入社までにやっておくこと|採用担当の目線


未経験からWebデザイナーの内定をもらえた!うれしいけど、入社してちゃんとやっていけるか不安…。

入社まで1か月ある。何か勉強しておいたほうがいいのかな。それとも休んでおくべき?
AKIまずは、おめでとうございます。入社までの期間は、新しい技術を詰め込むより、入社後につまずきやすいところを知っておくほうが役に立つと私は考えています。
未経験からWebデザイナーの内定をもらえたあと、うれしさと一緒に「入社してついていけるだろうか」という不安が出てくるのは自然なことだと思います。入社までの時間をどう使えばいいのか、迷う人も多いはずです。
私はWebデザイナーとして10年以上働き、採用に携わってきた5年のあいだに、Webデザイナー志望者の面接も担当しています。この記事で答えるのは、「内定から入社までに、何をしておけばいいか」という問いです。入社後につまずきやすいところから逆算して整理します。
※ここで書いているのは、私が事業会社で働き、採用に関わってきた範囲での見方です。会社や職場によって仕事の進め方は違うので、会社から案内や課題があれば、そちらを優先してください。
※料金・制度などは、特に断りがない限り2026年10月時点の公式サイトなどの情報です。
結論:技術の詰め込みより、仕事の進め方の準備
- 会社で使うツールを聞いて触っておく:FigmaやPhotoshopなど、使うものが分かれば基本操作に慣れておく
- 会社のサイトやサービスを見ておく:誰に向けて、何を伝えているかを自分の言葉でまとめる
- デザインの意図を説明する練習を続ける:作品ごとに「誰に向けて、なぜこう作ったか」を話せるようにしておく
- 体調と生活のリズムを整える:慣れない環境で最初の数か月を乗り切るための土台
入社してすぐに求められるのは、高度な技術より、頼まれたことを確かめ、分からないことを聞きながら、期限までに形にする進め方です。入社までの準備も、そこに向けておくと無駄がありません。
入社後につまずきやすいところ
私が現場で見てきた中で、未経験から入った人がつまずきやすかったのは、デザインの技術そのものより、仕事の進め方のほうでした。
| つまずきやすいところ | どんな場面か |
|---|---|
| デザインの意図の説明 | 「なぜこの色・配置にしたのか」を、依頼した人に言葉で伝える場面 |
| 修正への対応 | 依頼した人や上司から修正を求められ、何度か作り直す場面 |
| 「なんか違う」への対応 | はっきりしない指摘を受けて、何が違うのかを聞き取る場面 |
| 優先順位とスケジュール | 複数の依頼を抱えて、どれから手をつけるかを決める場面 |
| 分からないことを聞く | 聞いていいのか迷って、一人で抱え込んでしまう場面 |
どれも、スクールや独学の課題ではあまり経験しないことです。技術より先に、こうした場面があると知っておくだけで、入社後の戸惑いはかなり減ります。
📌 関連記事:Webデザイナーの仕事の流れ|未経験が知っておくべき現場のリアル — 依頼から公開までの仕事の流れ
入社後に伸びていた人がしていたこと
反対に、入社後に伸びていた人には、共通するところがありました。
- 修正を嫌がらず、次の案に生かしていた
- 分からないことを、早めに聞いていた
- 「とりあえず試す」ができて、調べながら進めていた
- 指摘を受けたとき、理由を聞いて対話していた
- 失敗したことを、自分なりに整理していた
どれも、入社前から練習できることです。特に「分からないことを早めに聞く」は、入社して最初の数週間でいちばん差がつくところだと感じています。聞くのは迷惑だと考えて抱え込むより、早めに確かめたほうが、結果として周りの手間も少なくて済みます。
AKI最初から完璧に作れる人はいません。指摘をもらって直すことを繰り返すうちに、少しずつ任される範囲が広がっていきます。
📌 関連記事:スクール卒・未経験Webデザイナーのキャリアパス|入社後に伸びる人の分かれ目 — 入社後のキャリアがどこで分かれるか
入社までの期間でできる練習
入社までの時間があるなら、仕事の進め方を想定した練習をしておくと、入社後の最初の数か月が楽になります。
- 自分の作品を1つ選び、「誰に向けて、なぜこう作ったか」を1分で話す
- その作品に、あえて別の方向性の修正案をもう1つ作ってみる
- 期限を決めてバナーを1枚作り、時間内に終わらせる
- 会社のサイトを見て、「自分ならここをこう直す」を3つ書き出す
4つ目は、会社の仕事を知る練習にもなります。ただし、入社してすぐに改善案を押しつけるためのものではありません。まずは今の形になっている理由を聞いてから、自分の案を出すほうが受け入れられやすいです。
📌 関連記事:Webデザイナーが現場で使うソフト・ツール一覧|現役10年が実態を正直に解説 — 現場で使われるツールの全体像
入社前に、会社に確かめておきたいこと
分からないまま入社するより、聞ける範囲で先に確かめておくと、準備の方向がはっきりします。
- 使っているデザインツールと、パソコンの環境
- 最初に担当する予定の仕事の種類(バナー、ページの更新など)
- 質問や相談をする相手(教えてくれる先輩や上司がいるか)
- 入社までに読んでおくとよい資料や、触っておくとよいツールがあるか
社内にデザイナーが少ない会社では、相談する相手が社外になることもあります。誰に聞けばいいかを先に知っておくと、入社後に一人で抱え込まずに済みます。
📌 関連記事:社内にデザイナーがいない会社に未経験で入っていい?|入る前に確かめたい3つのこと — 社内にデザイナーがいない会社に入るときの注意
よくある質問
Q:内定から入社まで、何か勉強しておくべきですか?
A:会社で使うツールの基本操作に慣れておくことと、作品の意図を説明する練習がおすすめです。新しい技術を詰め込むより、入社後につまずきやすい仕事の進め方に備えておくほうが役に立ちます。
Q:入社までの期間は、休んでもいいですか?
A:休むことも大事です。慣れない環境の最初の数か月は疲れやすいので、生活のリズムを整えておくことも準備の一つです。
Q:入社してすぐ、分からないことを聞いてもいいですか?
A:早めに聞いたほうがよいと考えています。一人で抱え込んで期限に間に合わなくなるより、早めに確かめたほうが、周りの手間も少なくて済みます。
Q:未経験で入社すると、最初はどんな仕事を任されますか?
A:会社によって違いますが、バナーや既存ページの更新など、範囲の決まった仕事から始まることが多いです。入社前に、最初に担当する予定の仕事を聞いておくと準備しやすくなります。
まとめ:入社までの準備は、仕事の進め方に向ける
AKI内定はゴールではなく、スタートです。と言うと重く聞こえるかもしれませんが、入社してから少しずつ慣れていけば大丈夫です。分からないことを早めに聞ける人は、それだけで伸びていきます。
- 入社までは、技術の詰め込みより仕事の進め方の準備を
- つまずきやすいのは、意図の説明・修正対応・「なんか違う」への対応・優先順位・質問すること
- 伸びていた人は、修正を次に生かし、分からないことを早めに聞いていた
- 作品の説明、修正案づくり、時間内の制作を、入社前に練習しておく
- 使うツール・最初の仕事・相談相手を、入社前に確かめておく
まずは今日、会社から届いた案内を見直して、使うツールと最初の仕事について分からないことを3つ書き出してみてください。入社前に聞ける窓口があれば、そこで確かめておけば準備は十分です。
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