安いWebデザインスクールで転職できる?|採用側から見た、料金で削られるものと補い方

お金・給付金

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明るいコワーキングスペースで、タブレットの料金表を指さしながら相談する2人

数十万円のスクールはさすがに出せない…。安いところで、本当に転職までいけるのかな。

安いスクール出身だと、面接で軽く見られたりしないんだろうか…

AKIAKI

受講料の額は、採用する側からは見えません。差がつくのは料金そのものではなく、料金と一緒に削られやすい部分のほうです。

Webデザインスクールを調べると、数万円のオンライン講座から数十万円の通学型まで、料金の幅が大きいことに驚くと思います。できれば安く済ませたい。でも、安いところを選んで転職で不利になるなら意味がない。そう迷うのは自然なことです。

私はWebデザイナーとして10年以上働き、採用に携わってきた5年のあいだに、Webデザイナー志望者の面接も担当しています。この記事で答えるのは、「安いWebデザインスクールで学んで、未経験の転職までいけるのか」という1つの問いです。

先に答えを書いておくと、安いスクールで学んだこと自体が、採用で不利になることはないと考えています。応募書類のどこにも、受講料の額は出てこないからです。ただ、料金が下がるほど削られやすいものがあって、それが採用で見られる部分と重なっています。この記事では、そこをどう補うかまで書きます。

※ここで書いているのは、私が事業会社で採用に関わっていた範囲で、未経験の応募者のどこを見ていたかという話です。各スクールの料金や内容は、それぞれの公式サイトで最新の情報を確かめてください。

※料金・制度などは、特に断りがない限り2026年10月時点の公式サイトなどの情報です。

この記事を書いた人
AKI

全くの未経験から独学とスクールを経てWebデザイナーへ転職。その後Webデザイナー・Webディレクターとして働き、現在は本ブログの運営やWebサイト制作を通じてデザインに携わる。IT業界経験20年以上。
運営者情報とこのサイトが書かないこと

受講料の額は、採用する側からは見えない

面接で私が見ていたのは、提出された作品と、その作品について本人が話す内容でした。応募書類には受講料を書く欄がないので、採用する側がその額を知ることは、まずありません。

一方で、作品を見ていて差を感じたのは、スクールの課題だけで終わっているか、自分で考えて作った作品が1本でもあるか、というところでした。課題だけだと、どうしても同じ雰囲気の作品が並び、その人らしさが見えにくくなります。これは高いスクールでも安いスクールでも同じです。

AKIAKI

「なぜこの色にしたのか」「なぜこの配置なのか」を自分の言葉で話せる人は、どこで学んだ人でも印象に残りました。

料金で削られやすいのは「人の手」の部分

スクールの料金の差で大きいのは、「人がどれだけ関わってくれるか」の差だと私は見ています。動画で学んで自分で進める形は安く、講師やキャリアの担当者が伴走する形は高くなります。料金の相場は、別の記事で学び方のタイプ別にまとめています。

📌 関連記事:Webデザインスクールは高い?料金の相場と"実質いくら"になるかを正直に解説 — 学び方のタイプ別の費用の目安

料金が下がるときに、削られやすいのは次の4つです。

📝 安いスクールで少なくなりやすいもの
  1. 作品への添削の回数:プロに作品を見てもらえる回数に上限がある
  2. 質問できる期間:教材は見られても、質問できる期間が決まっている
  3. 応募の準備の手伝い:履歴書・職務経歴書の添削や、面接の練習がない
  4. 作品を人に見せる場:講評会や、ほかの受講生と作品を見せ合う機会が少ない

このうち採用に直接響きやすいのは、1つ目の「添削」と3つ目の「応募の準備」だと考えています。どちらも、面接で見ている「作品の考え方」と「自分の言葉で説明する力」につながる部分だからです。

安く学ぶなら、こう補う

削られる部分が分かっていれば、自分で補うことができます。安いスクールを選ぶなら、次の3つを最初から予定に入れておくのがおすすめです。

1. 添削は使い切り、最後の1回は自主制作に使う

添削の回数に上限があるなら、回数を余らせないことです。できれば最後の1回は、スクールの課題ではなく、自分でテーマを決めた作品に使ってください。課題とは別に「自分で考えて作った1本」があるだけで、ポートフォリオの印象はかなり変わります。

2. 作品を人に見せて、直した過程を残す

採用する側としては、完成した作品だけでなく、指摘を受けてどう直したかを話せる人に安心します。入社してから、修正への対応は避けて通れない仕事だからです。人に見せてもらった意見と、それを受けてどこを変えたかを、作品の説明にメモとして残しておくと、面接でそのまま話せます。

📌 関連記事:採用担当が見るポートフォリオのNG・OK|未経験Webデザイナーが落ちる原因と直し方 — 見せる前に自分で確かめたいところ

3. 応募書類は自分で書いて、第三者に読んでもらう

応募書類の添削がないスクールなら、職務経歴書は自分で書いて、転職エージェントなど第三者に読んでもらう形で補えます。私が書類で見ていたのは、志望動機だけでなく、経歴や資格の取り方なども含めて、続ける力があるかどうかでした。

📌 関連記事:未経験Webデザイナーの職務経歴書の書き方|採用担当が通す書類のポイントと例文 — 書類で見られているところと例文

比較的安い選択肢の例:デイトラ Webデザインコース

当サイトで紹介しているスクールの中で、料金を抑えてデザインを学べるのがデイトラのWebデザインコースです。動画のカリキュラムで自分のペースで進め、分からないところはメンターに質問する形です。

📝 デイトラ Webデザインコースの概要
  • 料金:129,800円(税込)。公式で「割引対象外」と書かれている
  • カリキュラム:約110日分。閲覧は期限なし
  • 質問:メンターによる学習サポートが1年間
  • 添削:メンターによるデザインレビューが、バナー2回・Webサイト3回まで(学習サポート期間内に申し込む)
  • 転職の準備:教材に職務経歴書の書き方を学ぶ「転職編」がある。メンターが伴走する転職支援コースは別に用意されている
  • 転職保証:公式のよくある質問で「転職保証は行っていません」と書かれている

※出典:デイトラ公式サイト「Webデザインコース」

添削の回数に上限があり、職務経歴書の書き方は教材(転職編)で学ぶ形で、書類の添削や面接の練習はこのコースに含まれていないので、上で書いた3つの補い方とセットで考えるコースです。逆に言えば、自分で作品を見せる場を作れて、応募書類も自分で書ける人なら、料金を抑えて学べる選択肢になります。

Webデザイナー デイトラWebデザインコース公式サイト

\ 料金を抑えて、デザインを添削つきで学びたい人へ /

デイトラ Webデザインコースの料金・内容を見る

応募の準備まで、人に手伝ってほしいなら

自分で補うのが不安なら、応募の準備まで支援があるスクールを選び、教育訓練給付金で負担を下げるという考え方もあります。たとえばWinスクールのWEBデザイナーPlus(税込410,300円)とWEBマスター(税込440,000円)は、どちらも一般教育訓練の対象です。条件を満たせば、修了後に受講料の2割(上限10万円)がハローワークから支給されます。支給は修了後の後払いなので、受講料はいったん全額を用意する必要があります。

※給付金の対象として登録されているのは教室で受ける形です。オンライン受講で使えるかは、無料カウンセリングで確かめてください。

※出典:Winスクール公式サイト「WEBデザイナーPlus」「WEBマスター」、厚生労働省「一般教育訓練給付金」

📌 関連記事:Winスクールの料金|Webデザイン2講座の総額と給付金で戻る額 — 給付金の条件と、戻る額の計算

作品づくりと応募の準備を、人に見てもらいながら進めたい人には、Winスクールという選択肢があります。受講生・卒業生向けの就職・転職サポートとして、提携する転職サービスのキャリアアドバイザーによる履歴書・職務経歴書の添削や、模擬面接のアドバイスが用意されています。無料カウンセリングは来校かオンラインで、所要時間は約1時間です。

※出典:Winスクール公式サイト「就職・転職サポート」「無料カウンセリング・受講相談のご案内」

Webデザイナー Winスクールの公式サイト

\ 応募書類や面接の準備まで相談したい人へ /

Winスクールの無料カウンセリングを予約する

よくある質問

Q:安いWebデザインスクール出身だと、採用で不利になりますか?

A:応募書類に受講料を書く欄はないので、受講料の額が評価の材料になることは、まずないと考えています。私が見ていたのは、作品にその人の考えが見えるかと、作品について自分の言葉で話せるかでした。

Q:安いスクールで足りないのは何ですか?

A:料金が下がると、作品への添削の回数、質問できる期間、応募書類や面接の準備の手伝いが少なくなりやすいです。このうち採用に響きやすいのは、添削と応募の準備です。添削を使い切ることと、応募書類を第三者に読んでもらうことで補えます。

Q:独学とどちらがいいですか?

A:教材だけなら独学でも手に入りますが、作品を人に見てもらう機会は独学では作りにくいです。安いスクールを選ぶ意味は、少ない回数でも、プロの添削と質問できる相手がいることだと思います。

まとめ:料金より、削られた部分を補えるかで選ぶ

AKIAKI

安いスクールを選ぶこと自体は、問題ないと私は考えています。そのかわり、添削と応募の準備は自分から取りにいく前提で選んでください。

📝 この記事の要点
  • 受講料の額は、採用する側からは見えない
  • 料金の差は、主に添削や応募の準備など「人の手」の量の差
  • 安く学ぶなら、添削を使い切る・直した過程を残す・書類を第三者に読んでもらう
  • デイトラ Webデザインコースは129,800円(税込)で、添削はバナー2回・Webサイト3回まで
  • 応募の準備まで手伝ってほしいなら、給付金の対象講座で負担を下げる方法もある

どのスクールにするか迷っているうちは、料金表を見比べる時間が長くなりがちです。小さく動けば十分です。まずは、候補のスクールの公式サイトを開いて、「添削は何回か」「応募書類の添削はあるか」の2つだけをメモしてみてください。それで、補う必要があるものがはっきりします。

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