未経験からUI/UXデザイナーになれる?|Webデザイナーとの違いと採用側から見た強み

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駅前のカフェの窓際で、スマートフォンの画面を見せ合いながら笑う4人

UI/UXデザイナーって、Webデザイナーと何が違うんだろう…

未経験から、いきなりUI/UXデザイナーを目指してもいいのかな…

AKIAKI

採用する側にいたとき、UI/UXの基礎を学んできた人は、デザインの理由を説明しやすい人が多かったです。そこは強みになると思います。

Webデザインについて調べていると、「UI/UXデザイナー」という言葉をよく目にすると思います。Webデザイナーより新しくて、需要もありそうに聞こえる。未経験から目指すなら、最初からUI/UXを学んだほうがいいのか、迷いますよね。

私はWebデザイナーとして10年以上働き、採用に携わってきた5年のあいだに、Webデザイナー志望者の面接も担当しています。この記事で答えるのは、「未経験からUI/UXデザイナーを目指せるのか、学んだことは採用でどう見えるのか」という問いです。

先に答えを書いておくと、UI/UXの学びは、未経験の採用でも強みになります。ただし、それは「UI/UXデザイナーという肩書きで応募できる」という意味ではなく、デザインの理由を説明できる力として伝わる、という意味です。

※ここで書いているのは、私が事業会社でWebデザイナーの採用に関わっていた範囲で見てきたことです。UI/UXデザイナー専門の採用基準そのものではありません。

※料金・制度などは、特に断りがない限り2026年10月時点の公式サイトなどの情報です。

この記事を書いた人
AKI

全くの未経験から独学とスクールを経てWebデザイナーへ転職。その後Webデザイナー・Webディレクターとして働き、現在は本ブログの運営やWebサイト制作を通じてデザインに携わる。IT業界経験20年以上。
運営者情報とこのサイトが書かないこと

UI/UXデザイナーとWebデザイナーは、何が違う?

UIは「ユーザーインターフェース」の略で、画面の見た目や、ボタン・メニューなど操作する部分のことです。UXは「ユーザーエクスペリエンス」の略で、サービスを使う前から使い終わるまでの体験全体を指します。

Webデザイナーの仕事の中心が「Webサイトの画面をデザインして形にすること」だとすると、UI/UXデザイナーは、その前後まで広く担います。誰がどんな場面で使うのかを調べ、何を作るべきかを決め、情報の並べ方を設計し、作ったものが使いやすいかを確かめる。画面のデザインは、その流れの一部です。

📝 仕事の範囲のイメージ
  • Webデザイナー:決まった目的に合わせて、Webサイトの画面をデザインする。バナーやページの制作も多い
  • UI/UXデザイナー:使う人の調査、要件の整理、情報の設計、使いやすさの検証まで含めて、サービスの体験を設計する

もちろん、会社によって線の引き方は違います。事業会社では、Webデザイナーが自社サービスの画面のUIまで担当することも珍しくありません。

📌 関連記事:WebデザイナーとWebディレクターの違いを徹底比較!自分に合った仕事を選ぶ方法 — Webデザイナーと隣り合う職種との違い

未経験から、いきなりUI/UXデザイナーになれる?

UI/UXデザイナーは、調査や設計、検証まで任される分、求人を見ると実務経験を条件にしているものが目立つ職種です。未経験から最初の仕事としてこの肩書きで採用されるのは、Webデザイナーより道が狭いと考えておいたほうがいいと思います。

現実的なのは、Webデザイナーとして入って画面のデザインを実務で経験しながら、UI/UXの仕事に少しずつ関わっていく道です。とくに自社サービスを持つ事業会社では、画面の改善や使いやすさの見直しに関わる機会が出てくることがあります。そこで学んだUI/UXの考え方が、そのまま生きてきます。

AKIAKI

「最初からUI/UXデザイナー」にこだわるより、Webデザイナーとして入って、UI/UXの考え方を武器にする。そのほうが、未経験からは近道だと思います。

採用側から見て、UI/UXを学んだ人の強み

採用に関わっていた中で、スクールで基礎を体系的に学んできた人には、良い意味での差がいくつかありました。その一つが、UI/UXの基礎を理解していて、デザインの理由を説明しやすいことです。

未経験の人のポートフォリオで私が見ていたのは、完成した見た目だけではありません。「なぜこの配置にしたのか」「誰のためのデザインなのか」を、本人の言葉で説明できるかどうかです。UI/UXを学んだ人は、使う人を起点に考えるくせがついていることが多く、この説明に筋が通りやすいと感じていました。

反対に、UI/UXという言葉を使っていても、説明が「おしゃれだから」「流行っているから」で止まっていると、学んだことが伝わりません。採用する側が知りたいのは、知識の名前ではなく、その考え方で作品を作れるかどうかです。

📌 関連記事:未経験Webデザイナーが面接で採用される方法|採用担当5年が落ちる理由と通過する人の違いを正直に話します — 採用担当がポートフォリオで見ているところ

ポートフォリオで、UI/UXの学びを見せる方法

UI/UXを学んだことを伝えるなら、完成した画面だけを並べるのではなく、そこに至るまでの流れを短く添えると伝わりやすくなります。

📝 作品に添えたい4つのこと
  1. 誰のためのデザインか:想定した利用者と、その人が困っていること
  2. 何を調べたか:競合のサイトや、身近な人に使ってもらって分かったこと
  3. どう設計したか:情報の並べ方や、操作の流れを決めた理由
  4. どう確かめたか:人に使ってもらって直したところ

4つ全部でなくても構いません。「誰のためか」と「なぜこうしたか」の2つが書けているだけでも、デザインを考えて作ったことが伝わりやすくなります。

📌 関連記事:ポートフォリオの作り方|未経験から採用担当に届く手順と作品例 — 作品の作り方と説明の書き方

UI/UXを、スクールで体系的に学ぶなら

UI/UXは、調査や設計、検証といった考え方の部分が大きく、独学だと何から手をつければいいか迷いやすい分野です。体系的に学びたい場合は、UI/UXのコースがあるスクールを選ぶ方法があります。

たとえば東京デザインプレックス研究所には、UX / UI専攻や、オンライン・ライブで学ぶUX / UIの専攻があります。UX / UI専攻は、調査・要件定義・情報設計・検証といったUX / UIのスキルを、基礎から学ぶカリキュラムです。コースの例を挙げると、次のとおりです。

📝 東京デザインプレックス研究所のUX / UI系の専攻のコースの例(税込)
  • UX / UIデザイン総合(オンライン・ライブ):6ヵ月・404,800円
  • UX / UI総合:6ヵ月・616,000円
  • UX / UI総合+Webサイト制作:12ヵ月・979,000円

※出典:東京デザインプレックス研究所 公式サイト「UX / UI専攻」「UX / UI デザインストラテジー専攻(オンライン・ライブ)」・各コースのページ

3つ目のように、Webサイト制作と組み合わせたコースもあります。「まずWebデザイナーとして入り、UI/UXを武器にする」という進み方とも合っています。

いずれも、国の専門実践教育訓練給付の対象として公式に挙がっているコースです。公式の書き方は「学費の80%(最大64万円)」ですが、これは条件を全部満たした場合の最大です。給付は受講料を先に安くするものではなく、払ったあとに戻ってくるもので、修了後の分は就職や賃金の上昇などが条件になります。雇用保険の加入期間の条件や、入学の適性審査もあるので、誰でも8割戻るわけではありません。給付のあとの負担や支払い方法は、こちらで詳しくまとめています。

📌 関連記事:東京デザインプレックス研究所の学費|給付金のあとの負担と分割・ローン — 給付金のあとの負担と、支払い方法

自分に合うコースはどれか、給付の対象になるかは、資料で対象コースを確かめ、個別相談で自分の条件を伝えて聞くのが早いです。

東京デザインプレックス研究所 公式サイト

\ UX / UIのコースと、自分の負担額を資料で確かめる /

東京デザインプレックス研究所の資料を請求する

よくある質問

Q:未経験から、最初からUI/UXデザイナーとして就職できますか?

A:UI/UXデザイナーは、調査や設計、検証まで任される分、求人を見ると実務経験を条件にしているものが目立つ職種です。未経験からは、Webデザイナーとして入って画面のデザインを経験しながら、UI/UXの仕事に関わっていく道のほうが現実的だと思います。

Q:UI/UXを学んだことは、Webデザイナーの採用でも評価されますか?

A:私が採用に関わっていた範囲では、UI/UXの基礎を理解している人は、デザインの理由を説明しやすく、良い意味で差が出ていました。ポートフォリオでは、完成した画面だけでなく「誰のためのデザインか」「なぜこうしたか」を添えると伝わります。

Q:UI/UXは独学でも学べますか?

A:考え方の入り口は本や記事でも学べます。ただ、調査や設計、検証は、作ったものを人に見てもらいながら進める部分が大きいので、体系的に学びたいならUI/UXのコースがあるスクールを検討する方法もあります。

まとめ:UI/UXは肩書きより「説明できる力」として生きる

AKIAKI

UI/UXを学んだことが一番伝わるのは、作品の説明の中です。肩書きにこだわらず、使う人から考えたデザインを1つ作ってみてください。

📝 この記事の要点
  • UIは画面と操作、UXは体験全体。UI/UXデザイナーは調査から検証まで、サービスの体験を設計する
  • UI/UXデザイナーは実務経験を求められることが多く、未経験からはWebデザイナーとして入る道が現実的
  • 採用の場では、UI/UXの基礎があると、デザインの理由を説明しやすい強みになる
  • ポートフォリオには「誰のためか」「なぜこうしたか」を添える
  • 体系的に学ぶなら、UI/UXのコースがあるスクールという選択肢もある

どの肩書きを目指すかで、今日の一歩が止まってしまうのはもったいないと感じます。小さく動けば十分です。まずは、よく使うアプリやサイトを1つ選んで、「使いにくいと感じたところ」と「自分ならどう直すか」を3つずつ書き出してみてください。それが、UI/UXの考え方のいちばん小さな練習になります。

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