Webデザイナーの面接で希望年収を聞かれたら|未経験の答え方と例文|採用担当の目線

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明るい会議室で、ジャケット姿の女性が採用担当の男性と向かい合い、持参したポートフォリオを前に笑顔で面接を受けている

面接で「希望年収はどのくらいですか?」と聞かれたらどうしよう。未経験なのに金額を言うのは、図々しい気がする…。

今の年収より下がるのは覚悟している。でも、低く言いすぎて損をするのも怖いんだよね。

AKIAKI

希望年収の質問で見られているのは、金額そのものより「条件の考え方が現実的か」です。根拠を一言そえて、幅で答えれば大丈夫ですよ。

Webデザイナーの面接では、最後のほうで「希望年収はありますか?」と聞かれることがあります。未経験からの転職だと、いくらと言えばいいのか見当がつかず、黙ってしまう人も少なくありません。

私はWebデザイナーとして10年以上働き、採用に携わってきた5年のあいだに、Webデザイナー志望者の選考にも関わってきました。この記事で答えるのは、「面接で希望年収を聞かれたとき、未経験の志望者はどう答えればいいか」という問いです。

※ここで書いているのは、私が事業会社で採用に関わっていた範囲での見方と、一般的な考え方です。給与の決め方は会社によって違うので、求人票と会社の案内を必ず確かめてください。

※料金・制度などは、特に断りがない限り2026年10月時点の公式サイトなどの情報です。

この記事を書いた人
AKI

全くの未経験から独学とスクールを経てWebデザイナーへ転職。その後Webデザイナー・Webディレクターとして働き、現在は本ブログの運営やWebサイト制作を通じてデザインに携わる。IT業界経験20年以上。
運営者情報とこのサイトが書かないこと

結論:求人票の範囲の中で、根拠を一言そえて答える

📝 希望年収の答え方の基本
  • ① 求人票の給与の範囲を先に確かめる:その範囲の中で考える
  • ② 金額は幅で言う:「〇〇万円から〇〇万円のあいだ」など
  • ③ 根拠を一言そえる:今の年収、生活に必要な額、など
  • ④ 最後に、会社の規定に合わせる姿勢を伝える:「経験に応じてご判断いただければ」

求人票の範囲から大きく外れた金額を言うと、それだけで条件が合わないと受け取られることがあります。逆に、範囲の中で根拠をもって答えられれば、図々しいと思われることはまずありません。

採用する側が、この質問で確かめていること

確かめていること 理由
会社が出せる範囲に収まるか予算の外なら、ほかがよくても採用に進めないことがある
条件の考え方が現実的か未経験からの転職で、今の年収をそのまま求めていないか
入社後に不満が出にくいか希望と実際の差が大きいと、早く辞めてしまうおそれがある
ほかの応募先との兼ね合い条件の比べ方から、志望の強さが少し見えることもある

採用する側にとって、給与は「出せる範囲」がほぼ決まっています。希望年収を聞くのは、値踏みをしたいからというより、その範囲に収まるかを早めに確かめておきたいからです。

AKIAKI

採用に関わっていたとき、困ったのは金額が高いことより、根拠がまったく見えないことでした。理由が一言あるだけで、話が前に進みます。

📌 関連記事:Webデザイナーの面接で採用担当が必ず聞く5つの質問|その狙いと答え方 — 面接でよく聞かれる質問

答え方の例

まずは、今の年収を軸に答える例です。

場面 答え方の例
今の年収を軸にする「現在の年収は〇〇万円です。未経験からの挑戦なので、下がることは承知しています。求人票にある〇〇万円から〇〇万円の範囲で、経験に応じてご判断いただければと考えています」
生活に必要な額を軸にする「生活のために、最低でも〇〇万円はいただけるとありがたいです。それ以上は、入社後の成果で評価していただければと思います」

次は、今の仕事から年収が大きく下がる場合や、特に希望がない場合の例です。

場面 答え方の例
年収が大きく下がる「現在より下がることは覚悟しています。まずは実務の経験を積むことを優先したいので、御社の規定に従います。生活の都合上、〇〇万円を下回ると少し厳しいのが正直なところです」
特に希望がない「特に強い希望はありません。御社の規定に沿って、経験に応じてご判断いただければと思います」

※答え方の例です。〇〇には、ご自身の状況に合わせた金額を入れてください。

「特にありません」だけで終わらせるより、最低限の線を正直に伝えておくほうが、入社後のずれを防げます。あとから「この金額では生活できない」と分かると、お互いに困ってしまうからです。

📌 関連記事:Webデザイナーの面接で「他社の選考状況は?」と聞かれたら|答え方の例|採用担当の目線 — 他社の選考状況を聞かれたら

こんな場合はどうする?場面別の答え方

場面 答え方
求人票に給与の記載がない面接の場で正直に「求人票に記載がなかったので、目安を伺えますか」と聞いてかまわない
応募書類に希望年収の欄がある「貴社規定に従います」と書くのが一般的。最低限の線があれば、面接で口頭で伝える
一次面接で聞かれた早い段階では、幅と根拠を短く答えるだけでよい。細かい条件は内定の前後で確かめる
ほかの会社の提示額と比べたい金額だけで比べず、仕事内容や育成の環境も含めて考えていると伝える
転職エージェント経由で応募している希望年収の交渉は担当者に任せ、面接では考え方だけを伝える

どの場面でも、うそや大きく盛った金額は避けましょう。今の年収は、源泉徴収票などで確かめられることがあります。

📌 関連記事:エージェント経由と直接応募、採用側の扱いはどう違うか|受ける側の本音 — エージェント経由と直接応募の違い

答える前に、準備しておくこと

📝 面接の前に確かめておくこと
  • 求人票の給与の範囲:月給か年俸か、残業代や賞与を含むか
  • 今の年収:額面(税金などが引かれる前)で答えられるようにしておく
  • 生活に必要な最低限の額:家賃や生活費から、下回ると困る線を出しておく
  • 年収以外で大事にしたい条件:勤務地、在宅勤務、育成の体制など

求人票が月給で書かれている場合は、年収に直して考えるとずれが減ります。月給に12をかけ、賞与があればその分を足すのが目安です。固定残業代が含まれているかどうかでも、実際の手取りは変わります。分からない点は、面接の最後や内定の前に確かめておけば十分です。

金額の話は、その場で考えるとあせってしまいます。最低限の線を前もって決めておけば、面接で聞かれても落ち着いて答えられます。

やりがちな答えと、直し方

やりがちな答え 直し方
「いくらでも大丈夫です」最低限の線があるなら、正直に伝える
求人票より大幅に高い金額を言う求人票の範囲の中で、幅をもたせて答える
金額だけ言って、理由を言わない今の年収や生活費など、根拠を一言そえる
給与の話から逆質問を始める仕事内容や育成の質問を先にし、条件は最後に確かめる

📌 関連記事:Webデザイナーの内定を辞退するには?連絡の仕方とメール例文|採用担当の目線 — 内定を辞退するとき

未経験からの転職では、最初の年収より「どこで経験を積めるか」が、その後の伸び方を左右しやすいと私は感じています。応募先の選び方や条件の考え方まで相談したいときは、就職・転職のサポートがあるスクールを使うのも一つの方法です。

転職活動の進め方まで相談したい人には、Winスクールという選択肢があります。受講生・卒業生向けの就職・転職サポートとして、提携する転職サービスのキャリアアドバイザーによる履歴書・職務経歴書の添削や、模擬面接のアドバイスが用意されています。無料カウンセリングは来校かオンラインで、所要時間は約1時間です。

※出典:Winスクール公式サイト「就職・転職サポート」「無料カウンセリング・受講相談のご案内」

Webデザイナー Winスクールの公式サイト

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内定のあとに提示された給与や条件の確かめ方は、こちらに書いています。
Webデザイナーの内定後に確かめること|労働条件と質問メールの例|採用担当の目線

よくある質問

Q:未経験なのに、希望年収を言ってもいいですか?

A:言ってかまいません。求人票の範囲の中で、根拠を一言そえて答えれば、図々しいと受け取られることはまずありません。

Q:「貴社規定に従います」とだけ答えてもいいですか?

A:それでもかまいませんが、生活のために下回ると困る線があるなら、あわせて伝えておくほうが入社後のずれを防げます。

Q:今の年収は、手取りと額面のどちらで答えますか?

A:一般的には額面(税金などが引かれる前の金額)で答えます。賞与を含むかどうかも、あわせて伝えると分かりやすくなります。

Q:希望年収を高めに言うと、落ちやすくなりますか?

A:求人票の範囲を大きく超えると、条件が合わないと判断されることがあります。範囲の中で考えるのが安全です。

Q:提示された年収が希望より低いとき、交渉してもいいですか?

A:内定の前後に、根拠をそえて相談するのはかまいません。ただ、未経験からの転職では、まず経験を積むことを優先する考え方もあります。

Q:転職エージェント経由の場合は、どう答えればいいですか?

A:金額の交渉は担当者に任せるのが一般的です。面接では「担当の方にお伝えしています」と考え方だけ答えれば十分です。

まとめ:金額より、考え方の筋道を伝える

AKIAKI

希望年収の質問は、緊張する人が多いところです。でも、範囲の中で根拠を一言そえれば、それで十分伝わります。最低限の線だけは、自分の中で先に決めておいてくださいね。

📝 この記事の要点
  • 希望年収は、求人票の給与の範囲の中で考える
  • 金額は幅で言い、今の年収や生活費などの根拠を一言そえる
  • 最低限の線があるなら、正直に伝えて入社後のずれを防ぐ
  • 求人票に記載がなければ、面接で目安を聞いてかまわない
  • 交渉は内定の前後で。エージェント経由なら担当者に任せる

まずは、応募先の求人票の給与欄と、今の年収(額面)を並べて書き出してください。そのうえで「これを下回ると生活が厳しい」という線を1つ決めておけば、面接で聞かれても落ち着いて答えられます。

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