Webデザインの専門学校とスクールどっち?違いを採用担当が解説

スクール選び・比較

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Webデザインの専門学校とスクールの違いを期間・学費・採用の見られ方で比較

Webデザインを学ぶなら、ちゃんと専門学校に2年行ったほうが就職で有利なのかな…

仕事を辞めて専門学校に入り直すのは不安。でも数か月のスクールで足りるのかも分からない…

AKIAKI

先に言うと、私は美大や専門学校を出ていません。別の仕事を正社員で続けながら、約1年、Webデザインスクールと独学で学んで転職しました。なので専門学校をよく知る立場ではありませんが、どちらかを持ち上げるつもりもなくて、採用する側として何を見ていたかと、それぞれの道が合う人・合わない人を正直に並べます。

「Webデザインの学校」で調べると、2年制の専門学校と、数か月から1年ほどで学ぶWebデザインスクールが同じように並んで出てきます。名前は似ていても、通う期間も、払うお金も、卒業したあとの就職の入口もかなり違います。それなのに比べる材料がばらばらで、どっちを選べばいいのか決めきれない。そんな状態の方は多いと思います。

このページでは、Webデザイナーとして10年以上働き、採用担当も5年経験してきた私(AKI)が、専門学校とスクールの違いを「期間と時間の使い方」「お金」「採用でどう見られるか」の3つに分けて整理しました。スクール側の金額はすべて公式サイトで確かめた税込の数字です(2026年10月21日確認)。専門学校の学費は、公的な調査の数字をこのページの作成時点で確かめられなかったので、平均額は書かずに、募集要項での確かめ方を書いています。

📌 関連記事:Webデザイナーになるには独学とスクールどっちがいい?転職経験者が実体験で徹底解説 — そもそも学校に通うか、独学で進めるかで迷っている方はこちらから

この記事を書いた人
AKI

全くの未経験から独学とスクールを経てWebデザイナーへ転職。その後Webデザイナー・Webディレクターとして働き、現在は本ブログの運営やWebサイト制作を通じてデザインに携わる。IT業界経験20年以上。
運営者情報とこのサイトが書かないこと

結論:違いは「どれだけの時間を、どの年齢で使えるか」

このページで比べているのは、高校卒業後に2年ほど昼間に通う専門学校と、働きながら夜間・土日・オンラインで数か月〜1年ほど学ぶスクールです。どちらが上という話ではなく、使える時間と、今の自分の立場で向き不向きが分かれます。

比べるところ 専門学校(2年ほど・昼間) Webデザインスクール(数か月〜1年)
通う時間帯平日の昼間が中心。働きながらは難しい夜間・土日・オンラインを選べるところが多い
学ぶ範囲デザインの基礎から周辺分野まで広くWeb制作の実務に必要なところに絞る
卒業後の入口新卒としての就職活動中途採用への転職活動
お金の見方2年分の学費+通っている間に働けない分受講料の総額。条件を満たせば教育訓練給付が後から戻る講座もある
合いやすい人高校卒業後すぐなど、2年間を学ぶことに使える人社会人で、収入を止めずに転職を目指す人

表は一般的な傾向をまとめたもので、学校によって例外はあります。昼間部のあるスクールもありますし、夜間部を置いている専門学校もあります。最後は、気になる学校の募集要項とカリキュラムで確かめてください。

そのうえで一番伝えたいのは、採用の場で見られるのは学校の種類ではなく、そこで何を作ったかだということです。専門学校かスクールかを選ぶ時間より、選んだ先で作品を何本作れるかを考える時間のほうが、結果に効いてくると感じています。

お金の違い:専門学校は「2年分」と「働けない期間」で見る

専門学校の学費は、募集要項の「初年度」と「2年間の総額」を分けて見る

専門学校の学費の平均額を公的な調査で示したかったのですが、このページを書いた時点で、確かめられる形の数字にはたどり着けませんでした。私が確かめられた東京都の学費の調査(生活文化スポーツ局の発表)は中学校と高校のもので、専門学校の数字は入っていませんでした。あいまいな相場を書くより、自分で確かめる方法を書いておきます。

参考になるのは、東京都が学費の調査で使っている「初年度納付金」の考え方です。都の調査では、授業料・入学金・施設費・学則上のその他の納付金を合わせた額を初年度納付金と呼んでいます(東京都生活文化スポーツ局「令和7年度 東京都内私立中学校の学費の状況について」・2026年10月21日確認)。専門学校の募集要項を読むときも、この4つがそろっているかを見ると漏れが少なくなります。

📋 専門学校の募集要項で確かめておきたいこと

  1. 1年目に払う額(入学金・授業料・施設費・実習費などの合計)
  2. 2年目に払う額と、2年間の総額
  3. 教材費・PC・ソフトの費用が学費に含まれるか、別に買うのか
  4. 学費の減免や奨学金の案内があるか

お金で見落としやすいのは、学費の外側です。2年間昼間に通うということは、その間はフルタイムで働けないということでもあります。高校を出てすぐの人と、今の仕事を辞めて入り直す社会人とでは、この「働けない2年」の重さがまったく違います。

なお、専門学校には国の「高等教育の修学支援新制度」で授業料と入学金の免除・減額を受けられる学校があります(東京都生活文化スポーツ局の案内ページ・2026年10月21日確認)。誰でも使える制度ではなく、使えるかどうかや額は本人と世帯の条件、それに学校が対象校かどうかで決まります。気になる方は、志望校と案内ページで条件を確かめてください。

スクールの学費は、当サイトで確かめた2校ならこのくらい

スクール側は、当サイトで公式の金額を確かめた2校の数字を置いておきます。どちらも入学金や教材費を含んだ税込の総額で、2026年10月21日に公式サイトで確認しました。

スクール・講座 総額(税込) 期間・形式 教育訓練給付(条件を満たした場合)
Winスクール WEBデザイナーPlus410,300円通学またはオンライン一般教育訓練:修了後に82,060円
Winスクール WEBマスター440,000円通学またはオンライン一般教育訓練:修了後に88,000円
東京デザインプレックス研究所 Webグラフィックデザイン総合990,000円夜間・土日12ヵ月(335時間)専門実践教育訓練:最大640,000円
東京デザインプレックス研究所 昼間部1年の2コース1,386,000円昼間部1年(680時間)専門実践教育訓練:最大640,000円

出典はWinスクールのWebデザイナー就職・転職向けコースのページ、東京デザインプレックス研究所の専門実践教育訓練給付制度のページとWebグラフィックデザイン総合コースのページです(いずれも2026年10月21日確認)。昼間部1年の2コースは、デジタルコミュニケーションデザイン総合コースとUXデジタルプロダクトデザイン総合コースです。

給付の欄は「条件を満たした場合に、後から戻る額」です。Winスクールの2講座は一般教育訓練の対象で、修了後に受講費用の20%(上限10万円)が戻ります(区分は厚生労働省の教育訓練講座検索システムで2026年10月18日確認)。東京デザインプレックス研究所の「最大640,000円」は、受講中の50%(年間上限40万円)、修了後1年以内に雇用保険に入って働いた場合の20%(年間上限16万円)、賃金が上がった場合の10%(年間上限8万円)を全部満たしたときの最大です。どちらも雇用保険に入っていた期間などの条件があり(専門実践は初回2年以上、2回目以降は3年以上)、いったん学費を全額払ってから戻る後払いです。

📌 関連記事:Webデザインスクールは給付金で安くなる?教育訓練給付の対象校と選び方を採用担当が解説 — 給付金の区分・条件・手続きの期限をまとめて確かめたい方はこちら

数字だけを並べると、スクールのほうが総額は小さく見えます。ただ、専門学校の2年とスクールの数か月では、授業の時間そのものが違います。総額だけで高い安いを決めず、「その期間で何を作れるか」と並べて見るほうが実態に近いと思います。

📌 関連記事:Webデザインスクールは高い?料金の相場と”実質いくら”になるかを正直に解説 — スクール全体の料金の幅を、給付や割引のあとの額で見たい方はこちら

採用担当として:出身校より、作品と説明を見ていた

採用に携わってきた中で、Webデザイナー志望の方の面接も担当してきました。正直に言うと、応募書類にある学校が専門学校かスクールかで、評価を大きく変えた記憶はありません。見ていたのは提出された作品と、その作品について「なぜこうしたのか」を本人が自分の言葉で話せるかどうかでした。

印象が変わるのは、学校の課題だけで終わっている人と、課題とは別に自分で1本でも作ってきた人の差です。これは学校の種類に関係なく当てはまると思います。課題の作品しかないと、どこで本人らしさを見ればいいか迷いますし、数か月のスクールでも自主制作を足して、作った理由を話せる人には「この人は伸びそうだな」と感じました。

🔍 面接で、学校の種類より先に見ていたこと

  1. ポートフォリオに、課題以外の作品が入っているか
  2. その作品の目的・ターゲット・工夫を自分の言葉で説明できるか
  3. 修正を頼まれたときに、どう考えて直したかを話せるか

ひとつ違いがあるとすれば、入口です。専門学校を卒業する人の多くは新卒として就職活動をするので、学校の就職支援や、新卒向けの求人を使える場面があります。社会人がスクールで学んだ場合は中途採用への応募になり、前職の経験とあわせて見られます。どちらが有利というより、受ける土俵が違うと考えたほうが分かりやすいと思います。

AKIAKI

私自身も専門学校は出ていません。採用する側に回ってみると、見ていたのは結局のところ手元の作品でした。

📌 関連記事:卒業生ポートフォリオを入会前に見せてもらう方法|採用担当の見抜き方 — 学校選びの段階で、卒業生の作品をどう見ればいいかをまとめています

どっちが合う?18歳と社会人で答えが変わる理由

ここまでの話を、立場ごとに分けてみます。同じ「Webデザイナーになりたい」でも、使える時間と生活の状況で合う道は変わります。

✅ 専門学校が合いやすい人

  • 高校卒業後すぐなど、2年間を学ぶことに使える
  • Webだけでなく、グラフィックや絵の基礎から広く学びたい
  • 同じ目標の仲間と、毎日決まった時間に通うほうが続く
  • 新卒として就職活動をしたい

⚠️ 専門学校だと負担が大きくなりやすい人

  • 今の仕事を辞めると、2年間の生活費が厳しい
  • 家族の事情などで、平日の昼間に通い続けるのが難しい
  • Web制作の仕事に、できるだけ早く移りたい

社会人で、収入を止めずに転職を目指すなら、スクールのほうが現実的な場合が多いです。とはいえ、働きながら夜や週末に学び続けるのは、実際かなり大変です。「数か月で足りるのか」という不安も、もっともだと思います。そういう方には、次の節の「間にある選択肢」も見てもらえたらと思います。

間にある選択肢:1年かけて学ぶスクールのコース

「2年は長いけれど、数か月では不安」という方の候補になるのが、1年ほどかけて学ぶスクールのコースです。たとえば東京デザインプレックス研究所には、夜間部か土日のクラスで通う12ヵ月のWebグラフィックデザイン総合コース(335時間・990,000円)と、専門学校のように昼間に通う昼間部1年のコース(680時間・1,386,000円)があります。入学資格は開講日時点で18歳以上です(いずれも公式・2026年10月21日確認)。

この2つは、専門実践教育訓練給付の対象です(公式の対象12コースに入っています)。昼間部1年の2コースは、専門実践の給付と教育訓練支援給付金を同時に使えると公式に書かれています。教育訓練支援給付金は、専門実践の受給資格があって失業状態にある方が、離職後1年以内に昼間通学制の講座を受けるなどの条件を満たした場合に、基本手当日額の約60%(上限あり)が受講中に2ヵ月ごとに出るしくみです。誰でも受け取れるものではないので、使えるかどうかはハローワークで確かめてください。

給付を使う場合は、受講開始の1ヶ月前までにジョブ・カードの作成とハローワークでの手続きを済ませる必要があると公式に書かれています(別のページでは受給資格確認を「受講開始の14日前まで」と案内しています)。早いほうの1ヶ月前を目安に動いておくと安全です。

📌 関連記事:東京デザインプレックス研究所の学費|給付金のあとの負担と分割・ローン — 全コースの学費と、条件ごとに戻る額の計算はこちら

自分が狙うコースが給付の対象か、雇用保険の期間が足りているかは、人によって答えが違います。資料で対象コースを確かめて、個別相談で自分の条件を伝えて聞くのが早いです。資料請求のフォームから、個別相談(学校説明会)の予約も一緒にできます。

東京デザインプレックス研究所 公式サイト

\ 1年のコースが給付の対象か、自分の条件で確かめる /

東京デザインプレックス研究所の資料を請求する

働きながら、費用を抑えて始めたい人は

仕事を続けたまま、まずは40万円台から始めたいという方には、WinスクールのWebデザイナー就職・転職向けの2講座が比べる候補になります。総額は税込410,300円と440,000円で、教室は全国40校以上、通学でもオンラインでも受けられます。レッスンは講師1人につき平均3名の少人数で、予約した時間に受ける形です(いずれも公式・2026年10月21日確認)。

この2講座は一般教育訓練の対象で、雇用保険の加入期間などの条件を満たせば、修了後に受講費用の20%(上限10万円)が戻ります(給付の区分は厚生労働省の教育訓練講座検索システムで2026年10月18日確認)。検索システムでは通学の講座として載っているので、オンラインで受ける場合も対象になるかはカウンセリングで確かめてください。

自分で学習の予定を組むのが苦手な方は、決まった時間に教室へ行くこと自体が続ける助けになります。逆に、レッスン以外の時間もこまめに質問したい方は、形式が合うかをカウンセリングで聞いておくと安心です。

📌 関連記事:Winスクールの料金|Webデザイン2講座の総額と給付金で戻る額 — 分割にしたときの月々の額や、給付金で戻る時期はこちら

Webデザイナー Winスクールの公式サイト

\ 働きながら通えるか、自分の予定で相談してみる /

Winスクールの無料カウンセリングを予約する

よくある質問

Q:Webデザインの専門学校とスクール、就職に有利なのはどっちですか?

A:採用担当として面接していたときの実感では、学校の種類そのものより、ポートフォリオの作品と、その作品を自分の言葉で説明できるかで差がついていました。違いがあるのは入口で、専門学校の卒業生は新卒として、社会人のスクール修了者は中途として応募することが多くなります。

Q:社会人が仕事を辞めて専門学校に入り直すのはありですか?

A:選択肢としてはありますが、2年分の学費に加えて、その間の生活費と働けない期間の収入を見込む必要があります。収入を止めずに学びたいなら夜間・土日・オンラインのスクール、昼間にしっかり通いたいなら1年制の昼間部があるスクールも比べてみると、負担の差が見えやすくなります。

Q:Webデザインの専門学校の学費はいくらくらいですか?

A:このページの作成時点(2026年10月21日)で、公的な調査の平均額を確かめられなかったため、金額は書いていません。志望校の募集要項で、1年目と2年目それぞれの入学金・授業料・施設費・実習費などの合計と、教材やPCが別料金かを確かめてください。

Q:給付金を使えば、スクールの学費は誰でも安くなりますか?

A:そうではありません。教育訓練給付は、雇用保険に入っていた期間などの条件を満たした人が、対象の講座を修了した場合に受け取れるもので、学費をいったん全額払ってから戻る後払いです。一般教育訓練は20%(上限10万円)、専門実践教育訓練は条件を全部満たした場合で最大80%(年間の上限あり)です。手続きは受講開始の前から必要なので、入学を決める前にハローワークで確かめてください。

まとめ

AKIAKI

専門学校かスクールかは、どちらが正しいかではなく、今の自分がどれだけの時間とお金を使えるかの問題だと思います。どちらを選んでも、最後に見られるのは作品です。

📝 Webデザインの専門学校とスクールの違い まとめ

  • 専門学校は2年ほど昼間に通い、広く学んで新卒として就職することが多い道
  • スクールは数か月〜1年、働きながら学んで中途で転職する道
  • 専門学校の学費は募集要項で「1年目」「2年目」「別料金のもの」を分けて確かめる
  • スクールの例:Winスクールは税込410,300円・440,000円、東京デザインプレックス研究所の1年のコースは990,000円・1,386,000円
  • 教育訓練給付は条件つきの後払い。対象かどうかは講座ごとに違う
  • 採用で見られるのは学校の種類より、作品と、その作品を説明できるか

迷っている間は、どちらの道も大きく見えてしまうものです。今日やるなら、気になる専門学校とスクールを1つずつ選んで、総額と通う時間帯を紙に並べてみてください。社会人の方は、給与明細などで雇用保険に入っている期間も一緒に確かめておくと、給付が使えるかの見当がつきます。そのうえで1つだけ資料を取り寄せるか、カウンセリングを予約する。そこまで小さく動けば、比べる材料はかなりそろうと思います。

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