フリーターからWebデザイナーになれる?採用担当が選考で見ている点

転職・キャリア

※本ページはプロモーションを含みます
フリーターからWebデザイナーを目指す人のイメージ
読者読者

フリーターからWebデザイナーって、そもそも書類で落とされるんじゃないか…。スキル以前に、経歴で見られてる気がして踏み出せない。

AKIAKI

その不安、当たっている部分と、そうでもない部分があります。採用に携わってきた5年のあいだに見てきた範囲で、正直に書きます。

「フリーター」という言葉で検索してこのページに来た方は、たぶんスキルの話より先に、経歴のことが気になっているのだと思います。求人票を見ても書いていないし、スクールのサイトにも「未経験歓迎」としか書いていない。実際のところ選考でどう扱われるのかが、いちばん知りたいところではないでしょうか。

この記事では、私が採用に携わってきた5年のあいだに、職歴の空白や非正規の経歴をどう見てきたかを書きます。結論から言うと、見ているのは「フリーターかどうか」ではありません。そこは正直にお伝えしたいところです。

この記事を書いた人
AKI

全くの未経験から独学とスクールを経てWebデザイナーへ転職。その後Webデザイナー・Webディレクターとして働き、現在は本ブログの運営やWebサイト制作を通じてデザインに携わる。IT業界経験20年以上。
運営者情報とこのサイトが書かないこと

フリーターからWebデザイナーになれるか、まず結論

なれます。ただし「フリーターでも大丈夫ですよ」という励ましの話ではなく、条件があるという意味です。書類の段階で大きいのは、次の章から書く「空白の中身」を説明できるかどうかです。

先に、この記事で扱わないことも書いておきます。私はフリーターからWebデザイナーになった当事者ではありません。だから「こうやって受かりました」という体験談は書けません。書けるのは、応募書類を受け取って面接をしていた側から見た景色だけです。当事者の体験談を読みたい方は、この記事は合わないかもしれません。

採用側は「フリーター」という経歴のどこを見ているか

書類が届いたとき、私が最初に確認していたのは2つでした。空白の長さと、その間に何をしていたかです。私の場合は、長さよりも中身のほうが気になっていました。

ここを誤解している方が多い気がします。私が見ていたのは「フリーターかどうか」ではなく、空白の中身が読んで納得できるかどうかでした。経歴の形そのもので判断していたわけではありません。

AKIAKI

順番が逆なんです。経歴の形を見て中身を推測するのではなく、中身を読んでから経歴の形を理解する。少なくとも私はそう見ていました。

職歴の空白は、どう説明されると通るのか

実際に「理解できた」と感じたのは、次のようなケースでした。私の主観が入っている前提で読んでください。

📝 空白の説明として納得できたもの

  • 海外留学をしていた
  • 資格の勉強に充てていた
  • その他、何かの夢に向かって動いていた期間だった
  • Webデザイナーを目指すうえで関連しそうなアルバイトをしていた
  • 家庭の事情など、本人の都合ではどうにもならなかったことが分かる

共通しているのは、その期間に本人の意思か、やむを得ない事情のどちらかが読み取れることです。逆に言えば、そこが読み取れないと判断のしようがありません。

ここは書き方ひとつで変わる部分です。事実として何をしていたかを1〜2行足すだけで、読む側の印象はかなり違います。盛る必要はありません。むしろ盛ったものは面接で崩れます。

📌 関連記事:書類そのものの書き方は別に整理しています → 未経験Webデザイナーの職務経歴書の書き方|採用担当が通す書類のポイントと例文

アルバイト経験を職務経歴書にどう書くか

アルバイトの経験は、書いてはいけないものではありません。むしろWebデザイナーを目指すうえで関連しそうな仕事だった場合は、はっきりプラスに働きました。

「関連しそう」の幅は、思っているより広く取っていいと思います。たとえば店舗の掲示物やSNSの投稿画像、販促物のレイアウトのように、手を動かして何かを作っていた経験。デザインの仕事そのものである必要はありません。ここは私が実際に見た書類の例ではなく、書き方の提案として読んでください。

AKIAKI

職種名だけで終わっている書類だと、何をやっていた人なのかが読み取れません。どこまで任されていたかを1行足すだけで、印象は変わると思います。

年齢で切られることはあるのか

ここが、いちばん誤解されている気がします。私が見ていたのは年齢そのものではありませんでした。その年齢まで、何をどう考え、どのように歳を重ねてきたのか。見ていたのはそこです。

だから同じ年齢でも印象はまったく変わります。考えた跡が見える人と、流れてきただけに見える人では、書類の読まれ方が違ってきます。年齢が上がるほど、この差がはっきり出るとは思います。

そして正直に書いておくと、ここまでに書いたことが読み取れず「いまいちだ」と感じた場合は、書類選考の段階で落としていました。面接まで進めば挽回できる、という話ではありません。判断は書類で起きています。

📌 関連記事:書類で落ちる側の基準はこちらにもまとめています → 未経験Webデザイナーが面接で採用される方法|採用担当5年が落ちる理由と通過する人の違いを正直に話します

費用をかけずに始める方法から考える

ここまでは選考の話でした。では何から手をつけるか、という話に移ります。フリーターの立場だと、まず費用が気になると思います。数十万円のスクールをいきなり検討する必要はありません。

国の制度で費用を抑えられる場合があります。ただし制度は種類ごとに条件がまったく違い、雇用保険の加入期間が要るものもあります。自分が対象になるかは、申し込む前に確認してください。

📌 関連記事:どの制度がどのスクールに使えるかを学校名つきで整理しています → Webデザインスクールは給付金で安くなる?教育訓練給付の対象校と選び方を採用担当が解説

📌 関連記事:申請の手順はこちら → 教育訓練給付金の申請手順|ハローワークで実際にやることを時系列で解説

制度を使えるスクールのうち、全国に教室があって対面も選べるのがWinスクールです。一般教育訓練給付(受講料の20%・上限10万円)の対象講座を持っています。まず話を聞いてから決めたい場合、無料のカウンセリングがあります。

Webデザイナー Winスクールの公式サイト

\ 一般教育訓練給付が使えるWeb講座 /

Winスクールの無料カウンセリングを予約する

パソコン操作そのものに不安がある場合は、先にそちらを片づけたほうが早いこともあります。

📌 関連記事:パソコン苦手でもWebデザイナーになれる|採用担当が教える最低限のスキルと克服ルート

よくある質問

Q:フリーター歴が長いと、それだけで不利になりますか?

A:長さそのものより、その間の中身を見ていました。留学・資格の勉強・何かの夢に向けた活動・関連しそうなアルバイト・家庭の事情。こうしたことが読み取れれば、期間の長さは決定打になりませんでした。逆に何も書かれていないと、長さだけが残ります。

Q:何歳までなら未経験で採用されますか?

A:年齢で線を引いていたわけではありません。その年齢まで何をどう考えて過ごしてきたのかを見ていました。ただ年齢が上がるほど、そこが書類に表れやすくなるとは思います。「何歳だから無理」ではなく「この年齢でこの中身なら納得できるか」という見方でした。

Q:アルバイト経験は職務経歴書に書いてもいいですか?

A:書いてください。Webデザイナーの仕事に関連しそうな内容であれば、私はプラスに読んでいました。掲示物やSNSの画像づくり、販促物のレイアウトのように、手を動かした経験であれば十分だと思います。職種名だけで終わらせず、何をどこまでやったかを1行足すのがおすすめです。

Q:スクールに通わないと就職できませんか?

A:スクール卒かどうかで判断したことはありません。見ていたのは作ったものと、それをどう考えて作ったかを話せるかどうかです。ただ独学だと進め方で迷いやすいのも事実なので、費用を抑える方法とあわせて検討するのが現実的だと思います。

まとめ

📝 この記事の要点

  • 採用側が見ていたのは「フリーターかどうか」ではなく、空白の長さとその中身
  • 留学・資格の勉強・夢に向けた活動・関連するアルバイト・家庭の事情は、説明として納得できた
  • アルバイト経験は書いてよい。職種名だけで終わらせず、何をやったかを1行足す
  • 年齢そのものではなく、その年齢まで何をどう考えて歳を重ねてきたかを見ていた
  • そこが読み取れず「いまいち」と感じた場合は、書類選考の段階で落としていた

経歴を書き換えることはできませんが、書き方は今日から変えられます。まず職務経歴書の空白部分に、その期間に何をしていたかを1〜2行足してみてください。読む側からすると、それだけで受け取り方は変わってくると思います。

そのうえで、費用を抑える制度が自分に使えるかを確認する。順番としてはそれで十分だと思います。小さく動けば、次に何をすればいいかは自然に見えてきます。

関連記事