未経験からWebデザイナーでフリーランスになれる?採用担当が現実を正直に話す


未経験でも、いきなりフリーランスになれるのかな…

フリーランスになりたいけど、現実的にどうなんだろう。
AKIできるか、できないかで言えば「できる」と思います。ただ現場を見てきた立場から、現実をそのまま話させてください。
「未経験からフリーランスになれますか?」という質問は、採用担当として面接をしていたときも、今もよく受けます。
「なれます!やる気次第です!」で終わらせることは簡単です。でも、それは正直な答えではないと思っています。
私はWebデザイナーとして10年以上働き、スクール卒業後にフリーランスへ進んだ方を何人も採用担当として見てきました。うまくいった方も、途中で詰まった方も。その経験から、現実的なルートと失敗しやすいパターンを正直に整理します。
未経験からフリーランスになれるか、正直に答えます
AKI結論から言うと「なれる人はいる、でも多くない」というのが正直な感覚です。難しいとは言いたくないですが、甘くもないのが現実です。
未経験からWebデザイナーとしてフリーランスになること自体は、不可能ではありません。実際に、スクール卒業後に直接フリーランスとして活動している方もいます。
ただ、「できるかどうか」ではなく「続けられるかどうか」が問題です。最初の案件を1本とることと、それを3年・5年続けていくことは、まったく別の話になります。
採用担当として面接で話した卒業生の中には、「スクール直後にフリーランスを試みたが半年で行き詰まり、就職を探している」という方が何人もいました。批判ではなく、そういうパターンが実際にあるということです。
いきなりフリーランスで詰まりやすいパターン
- 最初の案件をどこで探せばいいかわからず、受注ゼロが続く
- ポートフォリオが弱く、価格競争に巻き込まれてしまう
- 単価が低すぎて生活費に届かない
- クライアントとのやりとりに慣れておらず、案件が増えない
現場経験ゼロの状態でこれらをすべて自分でこなすのは、正直かなり難易度が高いです。今振り返ると、もう少し就職を経由してからでもよかったという声を、複数の方から聞いています。
現実的なルートはどちらか
AKI「就職してから独立」か「直接フリーランス」か、どちらが正解とは言いません。ただ、それぞれの現実的なリスクは知っておいてほしいと思っています。
フリーランスを目指すルートは大きく2つあります。
| ルートA:就職 → 独立 | ルートB:直接フリーランス | |
|---|---|---|
| 難易度 | 低め | 高め |
| 収入の安定 | 就職中は安定 | 最初から不安定 |
| スキルの成長 | 現場で実践的に積める | 自力で積む必要がある |
| 向いている人 | 生活費の不安がある人、転職目的の人 | 副収入がある・すでに実績がある人 |
多くの未経験者には、まず就職して現場を経験するルートをすすめています。就職先での実務経験がそのままポートフォリオになり、クライアントとのやりとりも身につく。フリーランスになったとき、その差は大きく出ます。
一方でルートBが現実的な場合もあります。副業や別の収入があり、収入ゼロの期間を耐えられる。すでにある程度のデザイン実績がある。そういう条件が揃っているなら、直接フリーランスを試みることも一つの選択です。
📌 関連記事:Webデザインスクールの選び方 — 転職サポートが充実しているかどうかも、スクール選びの重要な軸です。フリーランス志望でも、まず就職サポートの質を確認しておくことをおすすめします。
最初の案件をどう獲得するか

フリーランスになっても、案件の取り方がわからない…
AKI最初の案件は「応募する型」と「出品する型」の2通りがあります。どちらも試してみることをすすめています。
未経験・実績ゼロの状態で案件を取るには、まずプラットフォームを使うのが現実的です。ゼロから自力で営業するのはハードルが高すぎる。
クラウドワークス:案件に応募する
クラウドワークスは、発注者が案件を掲載し、受注者が応募するマッチングサービスです。バナー制作・LP制作・ロゴデザインなど、Webデザイン関連の案件が多く掲載されています。
最初は単価が低い案件から始まることが多いです。ただそれは仕方のないこと。実績がない状態では、まず1件こなして評価をもりうことが最優先です。実績が増えるほど単価交渉しやすくなります。

ここナラ:スキルを出品する
ここナラは、自分のスキルを「出品」するタイプのサービスです。「バナーを1枚作ります」「Webサイトのトップページをデザインします」と自分で内容と料金を設定し、購入してもらいます。
クラウドワークスとの大きな違いは「自分から提案しなくていい」という点です。待ちの姿勢でも依頼が来るため、営業が苦手な方にとってとっつきやすい入り口です。最初は低単価になりますが、実績が見えやすく、評価が積み上がると徐々に単価を上げていけます。

続けるために知っておくこと
AKI最初の案件が取れたとしても、そこで終わりじゃない。続けるためには、デザインスキル以外にも必要なことがあります。
フリーランスとして続けていくには、デザインスキルだけでは足りません。いくつか知っておくべきことがあります。
収入の不安定さと向き合う
フリーランスには、案件が集中する月と途切れる月があります。月収のバラつきは覚悟が必要です。最初の1〜2年は特に不安定になりやすいため、生活費の3〜6ヶ月分の貯蓄があった状態でスタートすることをすすめます。
社会保険・確定申告・消費税などの手続きも自分で行うことになります。「デザインで忙しくて確定申告を後回しにしていたら大変なことになった」という話は珍しくありません。早い段階から会計ソフトを使う習慣をつけておくと楽です。
案件を途切らせないスキルと姿勢
長く続けているフリーランスのデザイナーを見ていると、共通しているのが「リピーターを大切にしている」という点です。新規案件を毎回獲得し続けるのは消耗します。既存のクライアントに次の仕事をもらえる関係を作ることが、長期的な安定につながります。
そのためには、デザインの品質はもちろん、コミュニケーションの速さや丁寧さも重要です。「仕事が早くて話しやすい」というのは、スキルと同じくらい評価されます。
よくある質問
Q:スクール卒業後、すぐフリーランスになれますか?
A:技術的には可能ですが、最初の案件獲得から継続的な受注まで、かなりの自力が求められます。生活費をまかなえる副収入や貯蓄がある場合は選択肢の一つです。そうでなければ、まず就職して現場経験を積むルートのほうが現実的だと感じています。
Q:フリーランスのWebデザイナーは稼げますか?
A:人によって差が大きい、というのが正直なところです。月20〜30万円を安定して稼いでいる方もいれば、数万円で停滞している方もいます。「稼げる・稼げない」は才能ではなく、ポートフォリオの質・案件の取り方・単価交渉のやり方によって変わることが多いです。
Q:フリーランスに向いているのはどんな人ですか?
A:自己管理ができること・締め切りを守れること・自分から動ける姿勢があること、この3つが基本だと感じています。加えて「収入の波を受け入れられるメンタル」と「小さな営業を継続できる忍耐力」があると、長く続けやすいです。
Q:クラウドワークスとここナラはどちらがいいですか?
A:どちらが合うかは人によります。自分から提案・応募するのが得意ならクラウドワークス、自分のスキルをパッケージ化して待ちの姿勢で受けたいならここナラ、という選び方が一般的です。最初は両方に登録してみて、やりやすいほうに集中するのが現実的な進め方です。
まとめ
AKIフリーランスは「目的」ではなく「手段」です。どんな働き方をしたいのか、その先にある生活をイメージしてから判断するのが、後悔の少ない選択につながると思っています。
📝 要点
- 未経験からフリーランスは不可能ではないが、「続けられるか」が本質的な問い
- 多くの場合、就職して現場経験を積んでから独立するルートが現実的
- 直接フリーランスが合うのは、副収入や貯蓄があり収入ゼロ期間を耐えられる人
- 最初の案件はクラウドワークスとここナラを両方試すのが現実的な入り口
- 長く続けるには、デザインスキルだけでなく自己管理・コミュニケーション力も必要
迷っているうちに時間が過ぎていく、というのが一番もったいないパターンです。まず小さく動いてみることはできます。
クラウドワークスに登録して案件を眺めてみる、ここナラにスキルを1つ出品してみる、気になるスクールの無料カウンセリングを予約してみる——そのくらいの一歩から始めれば十分です。



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