AIで作ったポートフォリオは選考でバレる?採用担当が「どこまでOKか」を正直に解説

転職・キャリア

※本ページはプロモーションを含みます
Webデザイナー AIで作るポートフォリオと採用担当の視点

ポートフォリオ、AIツールでサクッと作っちゃダメなのかな…?

AIで作ったってバレたら、印象が悪くなりそうで不安…。

AKIAKI

正直に言うと、AIを使うこと自体はNGじゃありません。現場でも普通に使いますし。問題は「使い方」と「見せ方」なんです。そこを線引きしますね。

AIツールが当たり前になった今、「ポートフォリオもAIで作っていいのかな」「でもバレたら評価が下がるかも」と迷う——その気持ち、すごくよく分かります。ネットでも意見が割れていて、正解が見えにくいですよね。

この記事では、採用担当として5年間、何百件ものポートフォリオを見てきた立場から、「AIでポートフォリオを作るのは、選考でどこまで許されるのか」を正直に線引きします。先に結論を言うと、AIを使うこと自体は問題ではありません。むしろ現場では歓迎されます。本当に問題になるのは、「AIに作らせたものを、自分の実力として偽ること」です。ここを分けて考えれば、迷いはかなり消えるはずです。

この記事を書いた人
AKI

全くの未経験から独学とスクールを経てWebデザイナーへ転職。その後Webデザイナー・Webディレクターとして働き、現在は本ブログの運営やWebサイト制作を通じてデザインに携わる。IT業界経験20年以上。

採用担当はAI製ポートフォリオを見抜けるのか

まず、みんなが一番気にしているところから正直に答えます。「完璧に見抜けるか」と言われれば、正直、無理です。AIの精度は上がっていて、パッと見て「これはAIだ」と断定するのは難しくなっています。

ただ、「違和感」は残るんです。採用側として何百件も見ていると、テンプレをそのまま使った感じ、全部が同じ雰囲気でその人らしさが見えない感じは、意外と伝わってきます。そして決定的なのは面接です。作品について「なぜこの配色にしたんですか」「ここはどういう意図ですか」と深掘りしたとき、AIに任せきりだと答えが出てこない。そこで一気に崩れます。

つまり、「見抜けないから使っていい」わけではないということです。書類は通っても、面接で説明できなければ意味がありません。逆に言えば、面接で自分の言葉で説明できる状態なら、AIを使っていても何も問題にならない、ということでもあります。

セーフとアウトの線引き

では、具体的にどこまでがセーフで、どこからがアウトなのか。採用側の目線で整理すると、判断はけっこうシンプルです。

AIの使い方判定理由
リサーチ・情報整理・アイデア出し✅ セーフ道具として当然。現場でも使う
コードのエラー解決・説明文の推敲✅ セーフ作業効率化。判断は自分がしている
デザインの大枠をAIに出させて自分で調整⚠️ グレー「自分で判断した部分」を説明できるかが分かれ目
AI生成物をそのまま自作として載せる❌ アウト実力の偽り。面接で崩れる
作れないものを「作れる」と見せる❌ アウト入社後のミスマッチに直結

✅ セーフ:判断を自分がしている使い方

✅ 堂々と使っていいAIの使い方

  • リサーチ・情報整理:参考事例集めやトレンド把握の下調べ
  • アイデア出し・壁打ち:方向性を広げる相談相手として
  • コード補助:エラー解決やコードの意味を理解する助けに
  • 文章の推敲:作品の説明文や自己紹介を整える

これらは「最終的な判断を自分がしている」使い方です。採用側から見て、まったく問題ありません。むしろ効率よく調べて手を動かせる人は、現場で重宝されます。

⚠️ グレー:大枠をAIに任せる場合

デザイン案の大枠や構成をAIに出させて、それを土台に仕上げる——これはグレーゾーンです。悪いわけではありませんが、「どこを自分で判断して変えたか」を説明できるかどうかで評価が分かれます。説明できれば「AIを使いこなしている」、できなければ「AI任せ」に見えてしまいます。

❌ アウト:偽り・説明できないもの

⚠️ これはやめておいた方がいい

  • AI生成物をそのまま「自分が考えて作った」と偽る:面接の深掘りで崩れる
  • 中身を自分で説明できない作品を載せる:入社後に「できない」が露呈する
  • 実際のスキル以上に盛る:ミスマッチ採用は本人も会社も不幸になる

アウトに共通するのは「偽り」です。採用は入社後の活躍を見込んで採るものなので、実力とかけ離れたポートフォリオは、通ったとしても入ってから苦しくなります。正直、それが一番もったいないパターンだと感じています。

採用側が本当に見ているのは「AIを使ったか」ではない

AKIAKI

「AIを使ったかどうか」を見ているわけじゃないんです。見ているのは、その人が自分で考えた跡があるか。ここは昔から変わりません。

採用担当としてポートフォリオを見るとき、正直なところ「何をどのツールで作ったか」より「なぜそうしたか」「どこまで自分で考えたか」を見ています。これはAIが登場する前からずっと同じです。AIはその判断を助ける道具にすぎません。

だから、AIを使っていても「ここは自分でこう判断した」と語れる人は、評価が下がりません。むしろAI時代に、道具を賢く使いながら自分の判断を乗せられる人は、これから現場で強い。逆に、AIに全部委ねて自分の考えが空っぽだと、ツールが何であれ見抜かれてしまう、というだけの話です。

📌 関連記事:ポートフォリオを開いて最初の30秒|採用担当が本当に見ているもの — 選考で実際に見られるポイントはこちら

評価を下げないAIの使い方

ここまでを踏まえて、AIを使いながらポートフォリオの評価を下げない——むしろ上げる使い方をまとめます。ポイントは1つだけ、「面接で堂々と説明できる状態にしておく」ことです。

📝 AIを味方にする3ステップ
  1. どこをAIに任せ、どこを自分で判断したかを分けて記録する:制作中にメモしておく
  2. 「AIのたたき台→自分の判断」を言語化する:「ここはAIで案出し、この配色は自分で◯◯の理由で変えた」
  3. 説明文に「意図」を一言添える:誰向けに・何を狙って・どこを工夫したか

この状態にしておけば、面接で「AIを使いましたか?」と聞かれても、「はい、この工程で使いました。ただ、ここの判断は自分でしています」と正直に、かつ前向きに答えられます。隠すよりずっと印象がいいですし、道具を使いこなせる人だと伝わります。

採用担当として感じること

AIをめぐる議論は「使うべきか、使わざるべきか」の二択になりがちですが、採用の現場にいると、そこはもう論点ではなくなってきています。使う前提で、その上で自分の頭で考えられるか。見ているのはそこです。

だからAIを怖がって避ける必要はありません。むしろ積極的に使ってみて、「自分はここを任せて、ここは自分で決めた」と語れるようにしておく。それが、AI時代のポートフォリオで一番強い状態だと、今は感じています。正直に、自分の言葉で。それだけで十分です。

📌 関連記事:AIでWebデザインの仕事はどう変わる?未経験が今から目指して大丈夫かを現役視点で解説 — AI時代の働き方全体を知りたい方はこちら

よくある質問

Q:AIを使うと選考で不利になりますか?

A:使うこと自体で不利になることはありません。むしろ効率よく使いこなせる人は現場で歓迎されます。不利になるのは「全部AI任せで、自分で説明できない」場合だけです。判断を自分でしていれば問題ありません。

Q:面接でAIを使ったか聞かれますか?

A:直接聞かれないこともありますが、「なぜこう作ったか」を深掘りされることは多いです。そこで自分の判断を語れるかが本質なので、聞かれても正直に「この工程で使い、ここは自分で判断した」と答えられる準備をしておくと安心です。

Q:ポートフォリオにAIツール名を書くべきですか?

A:必須ではありません。ただ、使った工程と自分の判断を説明できるようにしておくと、誠実さが伝わって印象が良くなります。無理に隠すより、道具として自然に触れられる方がプラスです。

Q:ノーコードや生成AIで作った作品は評価されますか?

A:手段よりも「何を考えて作ったか」が見られます。ツールがノーコードでも生成AIでも、狙いと工夫を自分の言葉で説明できれば評価されます。逆に、ツールが高度でも意図を語れなければ弱く映ります。

まとめ

AKIAKI

AIは使っていい。大事なのは、自分の判断を乗せて、それを自分の言葉で語れること。それだけです。

📝 この記事の要点
  • AIを使うこと自体はNGではない。問題は「AI製を自分の実力と偽ること」
  • 採用側は完璧には見抜けないが、面接の深掘りで説明できないと崩れる
  • セーフ=判断を自分がしている使い方/アウト=偽り・説明できない成果物
  • 見られているのは「AIを使ったか」でなく「考えた跡・説明できるか」
  • どこを任せ・どこを自分で判断したかを言語化できれば、AIは味方になる

AIをめぐって不安になる必要はありません。避けるより、賢く使って、自分の判断を乗せる。そして面接で正直に語れるようにしておく。それが、AI時代のポートフォリオで一番強い状態です。まずは今作っている作品の中で、「ここは自分でこう決めた」と言える部分を1つ、言葉にしてみるところから始めてみてください。

関連記事