卒業生ポートフォリオを入会前に見せてもらう方法|採用担当の見抜き方

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Webデザイナー 卒業生ポートフォリオの見抜き方

気になるスクール、卒業した人ってどんな作品を作ってるんだろう…。

入ってから「思ってたのと違う」ってなるのが、正直こわい…。

AKIAKI

その不安、入る前にけっこう減らせます。採用担当として何百本と作品を見てきた立場から、卒業生のポートフォリオを「見せてもらう方法」と「どこを見ればいいか」を正直にお話しします。

スクールを選ぶとき、料金やカリキュラムは比べても、「そのスクールを卒業した人が、実際どんな作品を作れるようになったか」まで見る人は意外と少ないです。でも、ここが一番わかりやすい判断材料だったりします。

卒業生のポートフォリオは、そのスクールの「教え方の結果」がそのまま出た成果物です。パンフレットの言葉より、ずっと正直。この記事では、入会前にそれを見せてもらう具体的な方法と、採用担当として私が実際に見ているチェックポイントを、判断材料として整理していきます。

この記事を書いた人
AKI

全くの未経験から独学とスクールを経てWebデザイナーへ転職。その後Webデザイナー・Webディレクターとして働き、現在は本ブログの運営やWebサイト制作を通じてデザインに携わる。IT業界経験20年以上。

なぜ入会前に卒業生ポートフォリオを見るべきか

理由はシンプルで、卒業生の作品を見れば「このスクールで自分がどこまで作れるようになるか」の解像度が一気に上がるからです。料金やコース説明は各校が良く見せようとしますが、卒業生の成果物はごまかしが効きません。

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採用の面接をしていると、正直「あ、このテンプレ感、どこかで見たな」と感じることがあります。同じスクール出身だと、作品の雰囲気まで似てくるんですよね。

これは採用の現場でよく感じることなのですが、同じスクールの卒業生は、作品の「雰囲気」がそろっていることがあります。課題をそのまま出している人が多いと、なおさらです。それ自体が悪いわけではないのですが、「そのスクールが、どういう作品を作れる人を育てているか」は、卒業生の作品を見れば入る前にわかってしまうということです。

📝 入会前に卒業生作品を見るメリット
  1. 完成イメージが具体的になる——「自分もこのくらい作れるようになるのか」が数字や言葉でなく作品で伝わる
  2. 教え方の傾向がわかる——課題ベースか、自主制作まで支援するか、作品にそのまま出る
  3. 入学後のギャップを減らせる——「思ってたのと違う」を、入る前につぶせる

卒業生ポートフォリオを見せてもらう方法

では、どうやって見せてもらうか。答えは拍子抜けするほど普通で、無料カウンセリングや説明会で「見せてください」と頼むだけです。多くのスクールは卒業生の制作事例を持っていて、聞けば見せてくれます。むしろ、自信のあるスクールほど積極的に見せたがります。

無料カウンセリング・説明会での自然な頼み方

身構える必要はありません。次のような聞き方だと、自然で答えてもらいやすいです。

📝 そのまま使える聞き方の例
  1. 「未経験から入った卒業生の方の作品を、いくつか見せてもらえますか?」
  2. 「入学時と卒業時で、作れるものがどう変わったか分かる事例はありますか?」
  3. 「就職・転職に実際に使われたポートフォリオを見てみたいです」

ポイントは、「一番うまい人の作品」ではなく「未経験から入った平均的な卒業生の作品」を頼むことです。トップの作品はどのスクールでも見栄えがしますが、自分が近いのは平均層。そこを見せてもらえるかどうかで、スクールの誠実さも透けて見えます。

見せてもらえない・課題ばかりの時はどう考えるか

もし「事例はお見せできない」と濁されたり、出てくるのが同じ課題作品ばかりだった場合。これは即「悪いスクール」と決めつける話ではありませんが、気に留めておく材料にはなります。守秘の都合で見せられないケースもあるので、その場合は「どんなジャンルの作品が多いか」「自主制作までサポートがあるか」を口頭で聞くだけでも十分ヒントになります。

正直に言うと、伴走型で一人ひとりの作品を仕上げるところは、見せられる事例が豊富な傾向があります。逆に、動画教材中心で自走型のところは「作品は人それぞれ」になりやすい。どちらが良い悪いではなく、自分がどちらのタイプで伸びるかの判断材料として見ておくといいと思います。

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採用担当が見ている「良いポートフォリオ」の条件

ここからが本題です。卒業生の作品を見せてもらったとして、何を基準に見ればいいのか。採用の面接で私が実際に見ているポイントを、そのまま入会前チェックに使えるように整理します。結論から言うと、見ているのは「うまさ」より「考えた跡」です。

完成度より「なぜそうしたか」が語れる作りか

面接でいつも見ているのは、完成度そのものよりも「なぜこの色にしたのか」「なぜこのレイアウトか」を説明できるかどうかです。卒業生の作品を見るときも同じで、制作意図やターゲット設定がひとことでも添えられている作品が並ぶスクールは、「考えて作る」訓練をさせている可能性が高いです。逆に、見た目はきれいでも意図の説明がまったくない作品ばかりだと、現場に出たときに詰まりやすい——これは採用側として何度も見てきました。

自主制作が1本でも入っているか

これは本当に大きいです。課題だけのポートフォリオと、自主制作が1本でも混ざっているポートフォリオでは、面接での印象がかなり変わります。自分でテーマを決めて作った作品が1本あるだけで、「自走できる人だ」と伝わるんです。卒業生の作品に自主制作が含まれているなら、そのスクールは「言われたことをやる」だけでなく「自分で動く」ところまで引き上げている、という見方ができます。

全部が同じ雰囲気になっていないか(テンプレ量産の見分け方)

複数の卒業生作品を見せてもらったとき、全部が判で押したように同じ雰囲気だったら、少し立ち止まってみてください。カリキュラムが「型」を教えることに寄っていて、個性や考える力までは育てきれていないサインかもしれません。採用の場でも、テンプレ感の強い作品は「この人ならでは」が見えにくく、正直もったいないと感じます。逆に、同じスクールでも一人ひとりの色が出ているなら、それは良い教え方をしている証拠だと思います。

📌 関連記事:ポートフォリオを開いて最初の30秒|採用担当が本当に見ているもの — 面接で作品のどこを最初に見ているか

スクールのポートフォリオで見抜けること・見抜けないこと

卒業生ポートフォリオは強力な判断材料ですが、万能ではありません。見抜けることと見抜けないことを、正直に整理しておきます。過信せず、あくまで判断材料の一つとして使うのがちょうどいいです。

卒業生作品で分かること作品だけでは分からないこと
到達できる制作レベルの目安講師のフィードバックの手厚さ
課題中心か自主制作まで導くか就職・転職サポートの実力
「考えた跡」を育てているか挫折せず続けられる雰囲気か
テンプレ量産になっていないか質問のしやすさ・相性

作品で分からない部分(サポートや相性)は、同じカウンセリングの場で直接聞くのが確実です。作品を見て気になった点を質問にぶつけると、スクール側の答え方でも誠実さが見えてきます。

見た結果、どう判断するか

卒業生の作品を見て、「自分もこれくらい作れるようになりたい」と素直に思えたら、相性は良いサインです。逆に、ピンとこなかったり、テンプレ感が気になったなら、他のスクールの作品とも比べてみてください。1校だけで決めず、2〜3校の卒業生作品を並べて見ると、違いがはっきりします。

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作品を見て「手厚く見てもらって、自分の作品をちゃんと仕上げたい」と感じたなら、マンツーマンで伴走してくれるタイプのスクールも選択肢に入れてみてください。

手厚く一対一で見てもらいながら、自分だけの作品を作り込みたい——そう感じたなら、個別指導型のスクールが合うかもしれません。ここも、まずは無料カウンセリングで卒業生の作品と指導の様子を確かめてから決めれば十分です。

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ポートフォリオがテンプレ感で書類が通らない——これも面接でよく聞く後悔の一つです。
Webデザインスクールで後悔した人の7パターン|採用担当が面接で聞いた実話

入会前の見極めが済んだら、次は面接です。聞かれる質問の狙いも知っておくと落ち着いて臨めます。
Webデザイナーの面接で採用担当が必ず聞く5つの質問|その狙いと答え方

よくある質問

Q:卒業生の作品を見せてくださいと頼むのは、失礼になりませんか?

A:まったく失礼ではありません。むしろ真剣に検討している証拠として、好意的に受け取られることが多いです。制作事例はスクールにとってのアピール材料でもあるので、自信のあるところほど喜んで見せてくれます。

Q:作品を見ても、良し悪しの判断が自分にできる自信がありません。

A:うまさを評価する必要はありません。見るのは「意図の説明が添えられているか」「自主制作が入っているか」「全部同じ雰囲気になっていないか」の3点だけで十分です。素人目でも、この3点は意外とはっきり分かります。

Q:オンライン完結のスクールでも、卒業生作品は見せてもらえますか?

A:オンライン説明会やメールで頼めば、事例を共有してもらえることが多いです。ただ自走型のスクールは「作品は人それぞれ」になりやすいので、その場合は代表的な事例やジャンルの傾向を口頭で聞くだけでも判断材料になります。

Q:課題作品だけのスクールは、選ばない方がいいですか?

A:一概にダメとは言えません。基礎を型で固めるのは悪いことではないからです。ただ、就職・転職を狙うなら自主制作まで導いてくれる環境の方が有利なのは事実です。課題中心のスクールを選ぶなら、卒業後に自分で1本作る前提で考えておくと安心です。

まとめ

AKIAKI

パンフレットの言葉より、卒業生の作品1つの方が正直です。入る前に見ておくだけで、後悔はぐっと減ると思います。

📝 この記事の要点
  • 卒業生ポートフォリオは「教え方の結果」がそのまま出る、一番正直な判断材料
  • 見せてもらう方法は「無料カウンセリングで頼むだけ」。平均的な卒業生の作品を頼むのがコツ
  • 見るべきは「うまさ」より、意図を語れるか・自主制作があるか・テンプレ量産でないか
  • 作品で分からないサポートや相性は、その場で直接質問して補う
  • 1校で決めず、2〜3校の卒業生作品を並べて比べると違いがはっきりする

スクール選びで一番もったいないのは、中身を確かめないまま料金や広告の印象だけで決めて、入ってから「思ってたのと違った」となることです。卒業生の作品を見せてもらうのは、無料でできて、失敗をかなり減らせる一手。気になるスクールのカウンセリングを一つ予約して、「卒業生の作品、見せてもらえますか?」と聞いてみる——まずはそのくらいの小さな一歩から始めてみてください。

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